「ズキズキ」「ガンガン」は英語でどう言う?痛みのオノマトペを英語で表現?

1. ズキズキする(throbbing)
初めて日本語の「ズキズキ」を習ったときのことはよく覚えています。
その日は急に頭が痛くなって死にそうでした。こんなことは滅多にないので、「何これ?!」と思いながらすぐ近くの病院に行きました。病院に行く前に友達に、「どうやって throbbing という英語の表現を日本語で表すと?」と聞いて教えてくれたのが「ズキズキ」だったのです。
ずっとオノマトペに悩まされていたけど、辛い経験を通してやっと1つのオノマトペを身につけたなぁと思いました。今それは私の人生のテーマです。「試練から絶対にいいことを得る!」といつも前向きに考えています。
先生は、「風邪」だと診断したけれど、誰よりも自分の体を知っているアンちゃんは、「いや、これは風邪じゃない!」とすぐわかりました。こんな痛みと熱は初めてでした。結局、別の病院に行ったら髄膜炎だった!もう一生あんな痛い思いをしたくないなぁ!
とにかく、例文をみてみよう。
歯がズキズキする。
My tooth is throbbing.
頭がズキズキする。
I have a throbbing headache.
耳がズキズキする。
I have a terrible earache.
2. ガンガンする(pounding)
英語では、「ズキズキ」の throbbing と「ガンガン」の pounding はすごく似ています。入れ替えてもいいくらい意味が近いです。日本語の「ガンガン」のニュアンスはハンマーで頭を叩いているような感じがありますね。例文を見てみましょう。
頭がガンガンする。
My head is pounding.
I have a pounding headache.
意味はほぼ一緒ですが、I have a pounding headache. のほうが自然な感じがします。
3. じんじんする(tingling)
英語では「じんじん」することを tinglingと言います。
足がじんじんする。
My foot is tingling.
I have a tingling sensation in my foot.
「じんじんする」と「痺れる」は似ているやろう?
「痺れる」も tingling と言うけれど、一番自然な言い方は My foot is asleep. です。直訳すると、「足が眠っている」です。面白いやろう?
ちなみに、今私は三味線を習っています。正座をしないとなかなか良い音が出ないから、私の足はずっと眠っている感じがします(笑)。ひどいときは立ち上がれません。そして、やっと立ち上がれたと思ったらこけそうになります(笑)。正座は大変バイ!
茶道で2時間もずっと正座をしていたので、足がしびれて歩けなかった。
I sat Japanese style on my knees for two hours, so my legs were asleep and I couldn't walk.
ヤバイ!手がしびれて、何も書けない!
Yikes! My hand is asleep and I can’t write anything!
4. きりきり痛む(stabbing pain)
お腹がきりきり痛むことは、I have a stabbing pain in my stomach. と言います。それから他にも、「きりきり」を覚える方法があります。
「きりきり」は英語の kill (殺す)に相当似ています。こういう痛みを表したいときに慣用句っぽく、“~ is killing me!” と言います。
My head is killing me!
My back is killing me!
My tooth is killing me!
直訳すると、「~が痛くて死にそう!」ですが、きりきりする痛みを表すのにちょうどいいと思います。他にも自然な表し方を3つ紹介します。
横腹がきりきりと痛む。
I have a sharp pain in my side.
I have a stabbing pain in my side.
I have a piercing pain in my side.
sharp の反対語は dull です。
横腹に鈍い痛みがある。
I have dull pain in my side.
こんな風に使います。
5. ちくちくする(pricking pain)
私が経験した病気の数はハンパないけど、この表現を聞くことが多いのは採血するときです。
注射の針を刺す前に必ず「ちくっと(ちくちく)しますよ!」と言われます。ずっと意味がわからなかったけど、何年か経ったあとやっとわかりました。
私はちくちくする痛みに強いバイ!ピアスは13個空いてるしタトゥーもあります。バリ痛い!と思ったことはありません。だから注射や採血も平気です。けれど、私の日本人の友達はちくちくする痛みが苦手です。ピアスでさえ無理だから、タトゥーなんてとんでもない!
そんな私も、陣痛や結石の痛みはバリバリ苦手です。3人目の子どもが生まれた後、もう二度と、あの拷問みたいな痛みを経験したくないと思いましたが、その後3回経験した結石の痛みは、残念なことに陣痛にすごく似ていました!最低!
今から注射をします。ちくっとします。
I am going to give you a shot. I will sting a bit.
ちくちくするような痛みはイヤだ!
I really hate pricking pain.
背中がちくちくする。
I have a prickling pain in my back.
6. ポキポキ鳴る(cracking)
年を取るに連れて、この日本語はどんどん大事になってくるよね?(笑)
私は小さい頃、緊張するとよく指の関節をポキポキと鳴らしました。英語で「関節を鳴らす」は、to crack one’s knuckles と言います。そうすると、母親や周りの人によく、Stop cracking your knuckles! と注意されます。それでも止めなかったからか、指の関節がバリバリ太くなっていて、なかなかサイズが合う指輪がありません。
立ち上がったとき、関節がぽきぽき鳴った。
My joints cracked when I stood up.
指の関節を鳴らさないで!
Don’t crack your knuckles!
7. ひりひりする(smart、sting)
英語の smart は意味が多すぎない?
アメリカ英語の smart には、「頭が良い」という意味があります。そして、イギリス英語の smart には、「細くてカッコいい」という意味があります。でもここで言う smart には「ひりひりする」という意味があります。例えば、
ボールに当たってしまったところがとてもひりひりする。
It really smart when I got hit by the ball.
痛い!ひりひりする!
Man, that hurts! It really smarts!
もう1つの言い方は、sting です。
火傷したとき、肌がひりひりした。
My skin really stung when I burned myself.

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