no matter what 使いこなそう

「I love you, no matter what happen.」(なにが起きたとしても君を愛しているよ。)なんて甘い恋愛でも使える英語フレーズの「No matter what」。ネイティブが日常的によく使うフレーズなので、覚えておくと、英語を「知ってる」風をよそおえる、かっこいいフレーズです。今回はそんな日常会話で使いやすい「no matter what」や「no matter how」という便利なフレーズをいくつか紹介します。うまく使いこなしてネイティブに一歩近づきましょう。

「no matter what/how」ってどんな意味?
「matter」は問題や事柄、事態を意味します。これに「what」または「how」がつくことで、「どんな問題でも」と訳されます。それを「no」で否定しているので、「どんな問題でも~ない」と訳すことができます。

whatever/howeverと言い換えられる?
この「no matter what/how」は、「whatever」(なんでも)や「however」(どんなに)と意味合いはちかく、場合によっては言い換えることもできます。しかし、同じように使えると思ってしまいがちですが、ニュアンスが若干変わってくることもありますので、注意が必要です。

「whatever」と「no matter what」が同じように使える場合
「S(主語)が〇〇だとしても」と訳されるような文章の場合は「whatever」と「no matter what」は同じように使えます。

「whatever」と「no matter what」が同じように使える場合の例文

I will have a date no matter what my dad says.
(お父さんが何を言ったとしても私はデートに行くわ。)

I will have a date whatever my dad says.
(お父さんが何を言ったとしても私はデートに行くわ。)

「whatever」と「no matter what」が同じように使えない場合
「SがVするのは何でも」と主語の後に「~しようとも」が続かない場合、「no matter what」は使えません。

You can drink whatever you like.
(あなたが好きなものなら何でも飲んでいいよ。)

この例文を「no matter what」で表現してしまうと、(あなたが何を好きでも、飲んでもいいよ。)と相反した意味になってしまうため当てはまりません。

どんな風に使うの?
「no matter what」を使った例文をご紹介
No matter what they are, we can be master of them.
(それが何であったとしても、私たちはマスターになれるよ。)

I want that no matter what.
(どうしてもそれが欲しい!)

I love you no matter what people say.
(誰が何と言おうと君を愛しているよ。)

「no matter how」を使った例文をご紹介
You have to keep trying, no matter how tired you are.
(どんなに疲れていたとしても、挑戦し続けるべきだよ。)

No matter how the results turn out, I try my best.
(どんな結果になったとしても、全力を尽くすよ。)

「no matter what/how」の応用
「no matter~」の後に続く疑問詞は「what」や「how」以外にも、「which」、「who」、「when」、「where」「why」を活用できます。

No matter which you choose, there is no answer.
(あなたがどっちを選択してもそこに答えはないよ。)

No matter who they asked, the answer was always no.
(誰が聞いても答えはいつもノーだよ。)

No matter when you call, he hung up always.
(あなたがいつ電話しても、彼はいつも電話を切るよ。)

No matter where we go, we are always together.
(私たちがどこへ行こうとも、いつも一緒だよ。)

No matter the reason why you don’t want to go, you need to go.
(あなたがいかなる理由で行きたくなかったとしても、あなたは行く必要があります。)

no matter what/howを使った洋楽の歌詞のご紹介
洋楽を繰り返し聞くことで、ネイティブがどのようなシーンで「no matter what」を活用するのかがつかめてきます。ここではカルム・スコットの「No matter what」を紹介したいと思います。

歌の中では、

She said,
(彼女はこう言った)
“I love you no matter what”
(’何があってもあなたを愛しているわ’)
“I just want you to be happy and always be who you are”
(’いつも本当の自分で、幸せでいてね’)
She wrapped her arms around me
(彼女は両腕で僕を抱きしめた)
Said, “Don’t try to be what you’re not”
(’自分ではない自分になろうとしないで’と言った)
“Cause I love you no matter what”
(’何があろうとあなたを愛しているから’)
She loves me no matter what
(彼女は僕が何であろうと愛してくれる)

という歌詞が歌われています。

何とこの曲はカルム・スコット自分がゲイであることを両親に伝えたときの心情を歌った曲で、彼がゲイであることを明らかにした曲でもあります。

ここで出てくる彼女とは母親のことで、「自分がなんであろうと僕を愛してくれる」というフレーズに「no matter what」が使われています。

no matter what/howを使ったSNSのポストのご紹介
デビュー以来、話題沸騰中のKokiが母親工藤静香の誕生日メッセージをインスタグラムに載せたことで騒がれていました。インスタグラム上では、Kokiと工藤静香の2ショット写真とともにこのように記載されていました。

No matter what people say
(皆が何と言おうと)
and no matter how people judge you, 
(皆がどう思おうと)
thank you so much for raising me with full of love and hope.
(たくさんの愛と希望で私を育ててくれて本当にありがとう)

Kokiさんの母親に対する親子愛が伝わる投稿ですね。「No matter what」はこのように誰かに愛情を伝えるのにもピッタリの英語フレーズです。

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