恐ろしい紫外線から肌を守れ!
紫外線のまぶしーい季節。今シーズン話題になっているのが「飲む日焼け止め」。塗るクリームと何が違うのでしょうか?効果はあるのでしょうか?
「飲む日焼け止め」はサプリメントです。医薬品ではありません。成分はメーカーによってさまざまですが、よく見る成分を挙げてみましょう。
飲んでいるのは抗酸化物質
<「飲む日焼け止め」によく見られる成分>
ニュートロックスサン/フェーンブロック/シトラス果実/レッドオレンジエキス/パイナップル果実抽出物
いずれも植物由来の成分です。見慣れない名前が多いですが、基本的に抗酸化作用のある成分です。
ビタミンC、D、E/リコピン/コラーゲン/ヒアルロン酸
以上は、お肌向けのサプリメントでもおなじみですね。では、日焼け止めクリームの成分と比べてみます。
<日焼け止めクリームの主な成分>
紫外線散乱剤:酸化チタン/酸化亜鉛 など
紫外線吸収剤:メトキシケイヒ酸オクチル/ジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリジンプロピオン酸オクチル/ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル など
このように「飲む日焼け止め」と「日焼け止めクリーム」は成分がまったく違います。日焼けしたくない!という目的は同じでも、作用はまったく異なります。日焼け止めクリームのドリンク版ではありませんので、念のため。
肌のターンオーバーを促すサプリ
「飲む日焼け止め」に入っているニュートロックスサンなどの聞き慣れない成分は、言い換えるとポリフェノールです。ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEは“ビタミンACE(エース)”と呼ばれるビタミンたちです(リコピンはビタミンA)。体内の酵素の働きを高めてくれるビタミンで、アンチエイジングのサプリや化粧品でおなじみの栄養素ですね。
ポリフェノールもビタミンACEも抗酸化作用があるのが特徴です。体内の活性酸素を減らし、新陳代謝を促進します。それが肌のターンオーバーをスムーズに促すことにつながります。
つまり「飲む日焼け止め」は肌のターンオーバーを促すサプリメントです。一方、日焼け止めクリームは肌にバリアを張って紫外線を吸収したり散乱したりするものです。飲む日焼け止めを飲んでも、肌の紫外線バリアができるわけではありませんので、念のため。
最高のUV対策はターンオーバーを正常にすること
私たちの身体の細胞は28日周期でどんどん入れ替わっています。皮膚の細胞も28日周期で入れ替わっています。これがターンオーバーです。健康な肌であれば、日焼けした皮膚も28日後には入れ替わっていきます。シミ、ソバカス、できません。つまりターンオーバーこそ一番のUV対策なのです。
ただ残念なことですが、加齢とともにターンオーバーがスムーズにいかなくなるのは致し方ないところ。十代のころは、焼けた肌が秋になると元に戻っていたのが、年齢とともにだんだん遅くなっていって年を越してもまだ去年の日焼けの跡がある……というのはターンオーバー機能が低下しているからです。
ビタミンACEもポリフェノールも、本来なら食事から取り入れるものですが、特に紫外線が強い季節はビタミンの消費も激しく、食事からの摂取では間に合わないこともあるでしょう。どうしても食事が不規則になってしまったり、野菜が苦手だという人もいるでしょう。
そこで手っ取り早くターンオーバーを正常にする方法があります!
それは次の記事で紹介していきます!
0コメント